シンガポールの貧困層をサポートする活動、第4弾。今回は7月に2カ所で行われた活動のレポートです。
[7月1日 アルジュニード地区]
カラフルな公団住宅ですが、この団地に住む人はほとんどが収入と身寄りのない老人です。
ここで、夕食になるお弁当を各家庭に配ります。
(写真は本人の同意の上で掲載しています。)
この人は足が不自由で、旦那さんが昨年病院に入院。現在は1人で生活をしています。
話を聞くと中華系の旦那さんとマレー系の奥さん。宗教上結婚がゆるされない中でお互い好きになり結婚したペラナカンとよばれる方になります。結婚時は宗教の壁を乗り越えて結婚した2人が今は収入もなく、それぞれ別の場所で暮らしていて、とても悲しそうでした。
壁に1つだけ飾っていた2人の若い頃の写真。思い出がいっぱい詰まっているようで、みていて切なくなります。
ここのおばあさんには足が不自由でも大丈夫な背の低い冷蔵庫を後日配達しました。
彼女に「頑張って!」としか言えない自分らの無力さを感じました。ここにはこのような人たちがたくさん住んでいます。
[7月15日 カラン地区]
遠くにマリーナベイサンズも見える地区。インド人街とアラブ人街の間にあるエリアです。
ここにも身寄りがなく収入もない老人が住んでいます。
一軒一軒まわり、夕食を配っていきます。足腰が悪く、なかなか出てこない人もいます。
中国語での会話がほとんどで、老人たちの話はほどんどわからないですが、ローカルスタッフを通じて、なんとかコミュニケーションもでき、少しだけでも元気になってもらえたと感じた1日でした。
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